記念式典であいさつした須田町長は「復興を通じて新しい価値を生むことが、4年前に旅立った人の無念に応える唯一の道。全力で取り組む」と力を込めた。兵庫県西宮市役所から女川町へ応援職員として派遣されている山田博貴さん(33)は「鉄路も復旧し、どんどん町も良くなっている。切符は宝物にして保存しておきます」と声を弾ませた。
女川町は震災前から人口が約3割減り、商業施設や住宅など主な機能を中心部に集めた「コンパクトシティー」として再生を目指している。駅周辺は、被災した商業施設の復興を国が支援する「まちなか再生計画」の第1号となった。震災遺構として保存される「旧女川交番」周辺には公園を設ける予定だ。記念式典に出席した竹下亘復興相(68)は復興状況を築城にたとえて、「今は大手門か三の丸。本丸は町民が帰ってくることで完成する」と話した。
午後には町内の小学生約150人が女川発の臨時列車に乗り、町民らが笑顔で旗を振った。(SANKEI EXPRESS)