賜杯こそ抱けなかったが、新三役の23歳は鮮烈な印象を残し、最後まで場所を盛り上げた。千秋楽は豪栄道をかんぬきで抱え込み、豪快な左小手投げ。第一人者の白鵬に正攻法で勝ったことも評価され、殊勲、敢闘の両賞を手にした。
自身が今年の目標に挙げた大関取りの起点となる13勝。粗削りの取り口が目立つだけに、北の湖理事長(元横綱)は「しっかりした形をつくる必要がある」と注文をつけた。
同じモンゴル出身のライバル逸ノ城は、14日目に2場所連続の水入りとなる、3分53秒の熱戦でねじ伏せた。照ノ富士は「目の前にある大関昇進をつかみたい。死ぬ気で頑張る」と決意を語った。(SANKEI EXPRESS)