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【チュニジア襲撃テロ】3邦人の遺体帰国 犯人1人なお逃走 全容解明急ぐ (1/4ページ)

2015.3.25 10:05

チュニジア襲撃テロ事件の犠牲者の遺体が成田空港に到着した=2015年3月24日午後、千葉県成田市・成田空港(三尾郁恵撮影)

チュニジア襲撃テロ事件の犠牲者の遺体が成田空港に到着した=2015年3月24日午後、千葉県成田市・成田空港(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 3月21日、首都チュニス市内の病院で、帰国を前に襲撃事件の経験を語るベルギー人の電気技師ガブリエル・ベルファイさん=2015年、チュニジア(共同)

 日本人3人を含む外国人観光客ら21人が犠牲になったチュニジア博物館襲撃テロから25日で1週間。容疑者らが周到な犯行準備を進めていた実態が明らかになる一方、犯人グループのうち1人は依然逃走。治安当局は過激派組織「イスラム国」の関与も含め事件の全容解明に全力を挙げている。

 日本人3人の遺体が24日、悲しみの帰国を果たした。

 事件で亡くなったのは埼玉県狭山市の宮崎チエミさん(49)と遥さん(22)の親子、東京都荒川区の成沢万知代さん(66)。

 地元メディアによると、治安筋は24日までに、射殺されたジャベル・ハシュナウィとヤシン・ラアビディ両容疑者が事件の20日ほど前から博物館周辺を下見、近くのバス停やカフェに長時間滞在していたと述べた。ハシュナウィ容疑者は犯行の24時間前にも現場を訪れており、警察官の数やシフトの交代時間など、警備態勢を入念に調べていたとみられるという。

 地元紙アッシュルークによると、警察当局は前日17日までにテロの可能性を示唆する情報を入手し、18日朝から博物館と近接する議会の出入り口の警備を強化。だが、警備を解除した1時間以内に事件が起きた。

両容疑者が自爆の用意

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