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【チュニジア襲撃テロ】3邦人の遺体帰国 犯人1人なお逃走 全容解明急ぐ (3/4ページ)

2015.3.25 10:05

チュニジア襲撃テロ事件の犠牲者の遺体が成田空港に到着した=2015年3月24日午後、千葉県成田市・成田空港(三尾郁恵撮影)

チュニジア襲撃テロ事件の犠牲者の遺体が成田空港に到着した=2015年3月24日午後、千葉県成田市・成田空港(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 3月21日、首都チュニス市内の病院で、帰国を前に襲撃事件の経験を語るベルギー人の電気技師ガブリエル・ベルファイさん=2015年、チュニジア(共同)

 3人のほかに都内在住の男女3人が負傷しており、捜査本部は帰国後に当時の状況などを聴き取る方針。

 事件は18日正午すぎ(日本時間18日夜)に発生。武装集団がチュニジアの首都チュニスのバルドー博物館で銃を乱射、観光客を人質に取り、日本人3人を含む外国人観光客ら計21人が死亡、40人以上が負傷した。治安部隊が突入し、武装集団の2人を射殺した。

 ≪死んだふりで…ベルギー人男性生還 妻は犠牲に≫

 チュニジア博物館襲撃テロで4発の銃弾を受けながら、死んだふりをして九死に一生を得たベルギー人男性がいる。電気技師のガブリエル・ベルファイさん(61)。一緒にいた妻は射殺される悲劇に見舞われた。ベルファイさんは24日までに、首都チュニス市内の病院で「こんなことはもう起きてほしくない」と重い口を開いた。

 妻のイルダさん(61)と博物館の見学ツアーに参加していたベルファイさんが異常に気づいたのは18日の昼ごろ。遠くで銃声が聞こえたが、ガイドは「よくあること」とツアーを続けた。しかし、間もなくカラシニコフ自動小銃を持った若い男2人が姿を現し乱射を始めた。銃撃から逃れようとベルファイさんらは、数人のツアー客とバルコニーに隠れたが、間もなく犯人に見つかった。

医師のアドバイス「美しい思い出だけを抱えていた方が良い」

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