3人のほかに都内在住の男女3人が負傷しており、捜査本部は帰国後に当時の状況などを聴き取る方針。
事件は18日正午すぎ(日本時間18日夜)に発生。武装集団がチュニジアの首都チュニスのバルドー博物館で銃を乱射、観光客を人質に取り、日本人3人を含む外国人観光客ら計21人が死亡、40人以上が負傷した。治安部隊が突入し、武装集団の2人を射殺した。
≪死んだふりで…ベルギー人男性生還 妻は犠牲に≫
チュニジア博物館襲撃テロで4発の銃弾を受けながら、死んだふりをして九死に一生を得たベルギー人男性がいる。電気技師のガブリエル・ベルファイさん(61)。一緒にいた妻は射殺される悲劇に見舞われた。ベルファイさんは24日までに、首都チュニス市内の病院で「こんなことはもう起きてほしくない」と重い口を開いた。
妻のイルダさん(61)と博物館の見学ツアーに参加していたベルファイさんが異常に気づいたのは18日の昼ごろ。遠くで銃声が聞こえたが、ガイドは「よくあること」とツアーを続けた。しかし、間もなくカラシニコフ自動小銃を持った若い男2人が姿を現し乱射を始めた。銃撃から逃れようとベルファイさんらは、数人のツアー客とバルコニーに隠れたが、間もなく犯人に見つかった。