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印最高裁、ネット中傷罰則条項は「違憲」 (3/4ページ)

2015.3.27 11:10

インド西部ムンバイの鉄道駅構内で、スマートフォンを見つめる男性。インド最高裁は、インターネット上で誹謗中傷などをした者に刑事罰を科すことを定めた情報技術法の条項は違憲との判決を下した=2015年3月24日(AP)

インド西部ムンバイの鉄道駅構内で、スマートフォンを見つめる男性。インド最高裁は、インターネット上で誹謗中傷などをした者に刑事罰を科すことを定めた情報技術法の条項は違憲との判決を下した=2015年3月24日(AP)【拡大】

 同じ年には東部、西ベンガル州の男性大学教授、アムビケシュ・マハパトラさんが、ママタ・バナジー州首相(60)の風刺画をEメールで送ったとして逮捕された。

 昨年6月には北東部シッキム州の女性ジャーナリスト、ミタ・ズルカさんが政治家をネット上で中傷したとされ、今月中旬にも北部ウッタルプラデシュ州の男子高校生が州政府閣僚のアザム・カーン氏をフェイスブックで中傷し、地域社会間の緊張を高めたとしていずれも逮捕されるなど、その後も、政府や政治家が“被害者”となる政治的な事案が相次いでいる。

 ただ、女子学生2人と男性大学教授、女性ジャーナリストはいずれも逮捕後に訴追されず、男子高校生も現在は保釈されている。

 「せいせいした」と印紙

 「いいね!」をクリックしただけで逮捕されたスリニバサンさんは最高裁の判断についてタイムズ・オブ・インディア紙に、「きょうはとても幸せだ。(逮捕から)2年たって、正義がもたらされたと感じている。もうだれも、正しいことを主張するのを恐れる必要はない」とコメントした。

「せいせいした」との見出し

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