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【ソーシャル・イノベーションの現場から】「にっぽん文楽プロジェクト」 飲みながら食べながら気軽に鑑賞 (3/4ページ)

2015.3.27 15:00

一般公開前日の3月18日夜に行われた、お披露目公演の様子=2015年、東京都港区(日本財団撮影)

一般公開前日の3月18日夜に行われた、お披露目公演の様子=2015年、東京都港区(日本財団撮影)【拡大】

  • 出演した技芸員による寄せ書き。下手側の戸に書かれた。文楽協会によると、こうした寄せ書きは珍しいという=2015年3月22日(日本財団撮影)

 一般公開前日の18日の夜には経済界、芸能界など各界の著名人を招待したお披露目公演が行われた。笹川陽平会長は「修行を続ける技芸員は10年、20年の下積みが必要と聞いている。このスピードの速い現代社会で、このように伝統を守っていこうとする若い人たちがいる。このすばらしい日本の伝統芸能をもっと多くの人たちに知っていただきたい」と挨拶。安倍晋三首相からは「気軽に文楽に触れる機会を提供するこれまでにない大変画期的なものだ。この機会に日本文化の結晶とも言える文楽の魅力に、多くの方々に触れていただきたい」との応援メッセージが届いた。

 初心者でも楽しめるよう工夫

 19日から22日までの期間中、1日2回の公演が行われた。出演した人形遣いの吉田玉女さんは、人間国宝だった師匠の玉男を4月に襲名することになっており、玉女としての最後の舞台となった。演目は舞台披(ひら)きにふさわしく祝儀物の「二人三番叟」と道成寺物の名作「日高川入相花王 渡し場の段」。開演前には元NHKアナウンサーで古典芸能解説者の葛西聖司氏、作家・国文学者の林望氏、料理評論家の山本益博氏がそれぞれの視点で公演の楽しみ方について語り、床世話や大道具、黒子などの舞台裏の仕事も紹介された。演目の間には技芸員による人形、浄瑠璃、三味線についての解説も行われ、文楽初心者でも楽しめるよう工夫された。

「ヒルズの上からも舞台を見ることができるのが面白い」

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