愛護団体が訴訟意向
今回の米魚類野生生物局の判断に対し、動物愛護団体「全米人道協会」は「連邦政府の説明は矛盾しており、逆にクロサイの密猟を増加させる結果につながる」と強く批判している。
BBCによると、米魚類野生生物局はナミビア政府から直接「狩猟権」を購入したラスベガスの投資家に対してもサイの死骸の持ち込みを許可。一方で、アフリカ南部ジンバブエからのゾウの死骸の持ち込みについては、種の保護につながらないとの理由で申請を却下した。
競売で「狩猟権」を購入したのは米国人ハンターのコーリー・ノールトン氏だが、実際にいつ狩猟を行うかは不明だ。
ノールトン氏は35万ドル(約4165万円)で権利を落札したが、昨年末の時点で「殺害」をほのめかす脅迫状が送り付けられ、米連邦捜査局(FBI)に家族の身の安全を訴え出ている。彼のフェイスブックには「冷血漢」「野蛮人」といった罵(ののし)りの投稿が後を絶たない状態という。
今回の米当局の判断に対し、世界最大の動物愛護団体「PETA」は訴訟を起こす意向を示しており、今後、身動きが取れなくなる可能性もある。(SANKEI EXPRESS)