サイトマップ RSS

【私のおしゃれ学】テノール 古橋郷平さん 希望と勇気を歌で届けたい (2/5ページ)

2015.3.31 16:40

テノール、古橋郷平(こはし・ごうへい)さん。[衣裳協力]ジャケット4万6440円、パンツ2万520円、シャツ1万5120円、ネクタイ1万260円=2015年3月23日(大石一男さん撮影)

テノール、古橋郷平(こはし・ごうへい)さん。[衣裳協力]ジャケット4万6440円、パンツ2万520円、シャツ1万5120円、ネクタイ1万260円=2015年3月23日(大石一男さん撮影)【拡大】

  • テノール、古橋郷平(こはし・ごうへい)さんが出演するオペラ「三銃士」のチラシ(提供写真)

 「イタリアの美術、衣装で演出家も指揮者もイタリア人と、まさにイタリアという環境の中で大きな舞台を務めさせていただきました。高い実力の共演者に囲まれ、私には不可能と思われるほど高いものが求められましたが、理解し尊敬し合って力を出し、一人では乗り越えられないことを成し遂げる貴重な経験をさせていただきました」

 父も声楽家で、母はピアニストの音楽一家。豊かな自然に囲まれた沖縄県立芸術大学に学んで音楽の深い喜びに目覚めた。

 「幼稚園では名前を呼ばれると、一人一人がそれぞれに音程をつけて返事することになっていて、きれいな声だと先生にいわれ、とてもうれしかったのを今もよく覚えています。大学はどんな先生がいらっしゃるかを考えて選びなさいと高校時代に師事していた声楽の先生に教えられ、東京と沖縄の両方で指導されている先生と出会うことができました。声楽専攻が1学年にわずか8人で、じっくりと学べる沖縄の大学を選びました。沖縄の光や風を肌に感じ、歴史や人が織りなす情緒に触れたことが私の中に息づき、歌に反映しているように感じられます」

 イタリアの名門、ボローニャ国立音楽院でも研鑽(けんさん)を積んだ。中世の面影を色濃く残しながら最先端の都市機能を持ち、音楽都市としてユネスコに登録されている北イタリアの古都での経験も大きな意義をもたらした。

音楽に向き合うことの意味をかみしめながら

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ