日照時間が少しずつ長くなり、それでもまだ風は冷たい。2月の初めの海岸は、正直に言ってお散歩を楽しむのはまだ、かなり厳しい。材木座海岸の真ん中あたりと由比ガ浜西端の坂ノ下海岸でワカメ干しが始まるのは、そんな時期からだ。
夜明け前から沖に出ていた小さな漁船が午前中に戻ってくる。浜で待ち受けた人たちが、どっさりと積まれたワカメを大きな釜で湯がき、水にさらした後、洗濯ばさみがずらりとぶら下げられた物干し台のような場所で干していく。
春の予告編のようなワカメ干しの光景は3月半ばまで続く。
今年は寒かったので、砂浜をゆっくり歩く機会が少なかった。春分の日の翌22日になって、見逃しちゃったかなあと思いながらも坂ノ下海岸をぶらぶらと歩いてみると…。おお、まだやっているではないか。
傍らには、板きれに「めかぶ100円」と書かれた看板=写真。