「買おうかなあ、どうしようかなあ」と迷っていたら、ワカメ干しの作業をしていたおじさんがやってきて「売れないなあ。もう、しようがないか」といいながら、その板きれをくるっとひっくり返す。
裏にはなんと「タダです。メカブ0円」の文字。えっ、タダでいいの? でも、悪いから100円払うよ。
何と言うか、気合でついつい買ってしまう。そのかわりというわけでもないが、いくらでも持っていっていいよというお言葉に甘え目一杯、ポリ袋に詰めた。
参考までに付け加えれば、看板はしばらくすると再び「メカブ100円」に戻っていた。連載は今回で100回の節目。ご愛読ありがとうございます。海辺のこの「ゆるさ」も捨てがたく、いましばらく続けていくことにしたい。(編集員 宮田一雄/SANKEI EXPRESS)