2005年、テレビ東京系の深夜枠で放送後、次々と続編が製作され、映画化されたほか、ゲームにも登場した人気シリーズ「牙狼〈GARO〉」は、人間の心の闇に巣食う「魔獣」を倒すことを運命づけられた「魔戒騎士」と、彼らをサポートする「魔戒法師」の物語。「牙狼」とは、魔戒騎士のうち最高位の者に与えられる称号のことで、主人公は黄金の鎧(よろい)を纏(まと)った「黄金騎士ガロ」に変身して激しい戦いを繰り広げてきた。
座長のような気持ち
劇場版の新作が「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」(雨宮慶太監督)で、3日スタートのテレビドラマ版「牙狼〈GARO〉-GOLD STORM-翔」へと展開する前日譚(たん)が描かれている。主演の栗山航(わたる、23)は「黄金騎士ガロ」こと魔戒騎士の道外流牙(どうがい・りゅうが)として、ダイナミックなアクションシーンを披露した。キャストを一新した一昨年、テレビドラマ版の主演に抜擢(ばってき)された栗山は「流牙としても、役者としても、この映画で成長した姿をみせなければならないと感じていました。雨宮監督のアドバイスもあって『座長のような気持ち』で作品に臨みました」と力を込めた。