日経平均株価のこの日の高値である2万6円を表示する大和証券トレーディングルームのモニター=2015年4月10日午前、東京都千代田区(大西史朗撮影)【拡大】
4万円視野
「大きなバブルは制御できないが、ミニバブルぐらいは歓迎だ」。甘利明(あまり・あきら)経済再生担当相は10日午前、平均株価が2万円をわずかに超えた直後の記者会見で、こう喜んだ。野田佳彦前首相が衆院解散に言及し、「アベノミクス相場」が事実上始まったのは2012年11月14日。その終値8664円と比べると、2.3倍の水準まで上昇した。統一地方選・前半戦の投開票を12日に控え、政権からは「アベノミクスが奏功している証拠だ」(官邸筋)とアピールする声が聞こえる。
株高はこのところ加速している。平均株価は1月につけた今年の安値から3000円以上も上昇した。日米に続いて欧州中央銀行(ECB)が量的金融緩和を決めたのをきっかけに、お金がさらに流れ込むとの見方が広がったためだ。
「東京五輪の時には株価4万円が視野に入る」。投資コンサルタントの武者陵司氏は3月、東京都内で開いた投資セミナーで熱く語った。約四半世紀前につけた最高値3万8915円を超えるとの予想は今や珍しくない。