日経平均株価のこの日の高値である2万6円を表示する大和証券トレーディングルームのモニター=2015年4月10日午前、東京都千代田区(大西史朗撮影)【拡大】
7兆~8兆円流入
相場上昇の主役は、市場で「外国人」と呼ばれる海外投資家だ。欧米に比べて日本企業の業績改善ピッチが速いとの分析から、積極的に株を買っている。野村証券の予想では、主要上場企業約300社の最終利益が15年度は約15%増える。
海外勢に買い進むことへの安心感をもたらしているのが、その巨大さから市場で「クジラ」の隠語で呼ばれる官製資金だ。
クジラの筆頭格で厚生年金など約130兆円を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は昨年、安全第一の運用方針を変更、国内株式投資の割合を倍の25%に増やすことを決めた。GPIFの「兄弟」とされる公務員などの共済も追随。さらに日銀が異次元緩和の一環として年3兆円の上場投資信託(ETF)を吸い上げる。大和証券の塩村賢史シニアストラテジストは日銀と年金の合計で「年に7兆~8兆円規模の資金が株に流れる」と試算する。クジラの存在が、株価が下がりにくい市場をつくっている。