日経平均株価のこの日の高値である2万6円を表示する大和証券トレーディングルームのモニター=2015年4月10日午前、東京都千代田区(大西史朗撮影)【拡大】
個人は戸惑い
「今の相場は何かおかしい。上がる理由が分からず、経験したことのない雰囲気だ」。証券仲介業の女性(52)は個人投資家の戸惑いを代弁する。株価が上昇を続けた3月、海外投資家が差し引き5300億円を買い越す一方、個人投資家と国内機関投資家の代表格の保険会社はいずれも1000億円以上、売り越した。
カブドットコム証券の野口泰司営業推進部長は10日、「注文の電話はいつもよりも少ない。お客さんは冷静で熱狂は感じない」と話した。
「世界的な金融相場」(藤戸則弘三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資情報部長)は、年内に見込まれる米国の利上げで崩壊する恐れもある。
ある経済官庁幹部は「アベノミクスを自画自賛するような話ではない。無理に株価を維持しても、お金の流れが逆回転を始めると収拾がつかなくなる」と警鐘を鳴らした。( SANKEI EXPRESS)