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「美術」でも近代化急いだ特異性 「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」 (3/4ページ)

2015.4.20 11:20

竹内久一「神武天皇立像」(1980年、東京芸術大学)=2015年4月3日、東京都台東区(原圭介撮影)

竹内久一「神武天皇立像」(1980年、東京芸術大学)=2015年4月3日、東京都台東区(原圭介撮影)【拡大】

  • 橋本雅邦「雪景山水図」(左、1886年ごろ、ボストン美術館)=2015年4月3日、東京都台東区(原圭介撮影)
  • 鈴木長吉「水晶置物」(ボストン美術館、水晶(1877年)、竜の置物(1902年))=2015年4月3日、東京都台東区(原圭介撮影)

 東京美術学校での「日本画」改革は、狩野派や円山派などの伝統絵画に、西洋の遠近法や陰影法を導入することだった。教授だった橋本雅邦(1835~1908年)の「雪景山水図」では、山水画の伝統は踏まえながら、奥行きを持たせて陰影を付け、西洋絵画の技法も取り入れている。

 岡倉は人事問題で校長を辞すことになり、卒業生の横山大観(1868~1958年)や菱田春草(1874~1911年)らと日本美術院を設立。日本画の改革として、線を使わず、色彩のグラデーションで描く「朦朧(もうろう)体」を模索した。朦朧体の絵は、国内では「幽霊画」などと呼ばれて売れなかったが、ボストン美術館には残っている。

 そして「美術」は、日清(1894年)、日露(1904年)戦争の時代を迎え、「国威発揚」にも用いられた。

 古事記など神話の世界、天皇のご真影、戦闘シーンなどが描かれ、竹内久一「神武天皇立像」は台座も含めると、約3メートルに及ぶ木彫だ。

ガイド:「ボストン美術館×東京芸術大学 ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」

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