【アートクルーズ】
手塚治虫(1928~89年)の代表作の一つでもある医学の世界を描いたマンガ「ブラック・ジャック」(1973年から連載)。誰もが知っているこの作品の展覧会は、さまざまな形で過去にも何度か開催された。その多くはマンガ原稿(原画)の展示を中心としたものである。
今回、京都国際マンガミュージアムで開催されている「医師たちのブラック・ジャック展」が過去の展覧会と大きく違うのは、現役の医師たちに「ブラック・ジャック」の名場面を選んでもらい、その思いをパネル展示にしている点ではないだろうか。
そのことは、今回の展覧会が京都国際マンガミュージアムと「第29回日本医学会総会2015 関西」との共同企画展であるということもあり、現役の医師からもさまざまな意見が寄せられ、展覧会の企画に反映されたことが大きく影響している。