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比べたり、測ったり その本質考える 「単位展-あれくらい それくらい どれくらい?」 (1/3ページ)

2015.3.2 10:25

「りんごってどれくらい?」パーフェクトロン=2015年2月19日、東京都港区(原圭介撮影)

「りんごってどれくらい?」パーフェクトロン=2015年2月19日、東京都港区(原圭介撮影)【拡大】

  • 「1秒の世界」岡崎智弘+Think_the_Earth=2015年2月19日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 「ことば_の_おもみ」大野友資+岡本健=2015年2月19日、東京都港区(原圭介撮影)
  • 「お酒スケール」展覧会企画チーム/構成:寺山紀彦(studio_note)=2015年2月19日、東京都港区(原圭介撮影)

 【アートクルーズ】

 単位ってなんだろう? 測ったり、計算したり、比べたり…。便利な「道具」であり、共通の「言語」であり、国や地域で違う「文化」であり、社会そのもののデザインといってもいい。単位なくして私たちは一時も暮らせない-。21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区)で開かれている「単位展-あれくらい それくらい どれくらい?」は、単位の本質について考え直す展覧会だ。

 21_21 DESIGN SIGHTのエキシビション・プランナー、前村達也氏は、2月19日の報道関係者向けの内覧会で、開催のきっかけについて話した。東北の食と住を紹介した『テマヒマ展』のリサーチで70~80代の人たちに話を聞いた際、「いまだに尺貫法で話をしているので、イメージが湧かなかった。しかし勉強してみると、尺貫法はアジア人の体の部位に合っていることが分かった」。それからさまざまな単位を調べるうちに、単位に関するツールやデザインを(展覧会で)見せたら面白いと思ったという。

 「お酒スケール」を見れば一目瞭然だ。一斗樽からおちょこまで、酒を貯蔵したり、運んだり、飲んだりする用途に合わせて単位が生まれ、それに合わせた道具を作ってきたことがよく分かる。酒に限らず人間は、ありとあらゆるものを測り、比べ、計算するために単位を使ってきた。が、いつの間にか、単位は私たちの体を離れて独り歩きし、今や人は単位に合わせて生活するようになった。

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