「ことば の おもみ」は、ひらがなの文字を金属で作り、2つの言葉の重さをてんびんばかりで測らせる趣向だ。
展示にはほかに、おじいさんが手書きで、時計の文字盤に針を書いて時間を知らせる「Grandfather Clock」(マーテン・バース)、1リットルの同量の水をガラスのさまざまな容器で見せる「1Lってどれくらい?」(桐山製作所)など、単位を“可視化”する展示が多い。
しかし、考えてみれば、時間、温度、空気、水、スピード…。単位の歴史は、目に見えない(見えにくい)ものを“可視化”してきた歴史だった。時計の例を挙げるまでもなく、その歴史から、たくさんのデザインが生まれてきたことにも気づく。(原圭介、写真も/SANKEI EXPRESS)
【ガイド】
■「単位展-あれくらい それくらい どれくらい?」 5月31日まで、21_21 DESIGN SIGHT(東京都港区赤坂9の7の6)。一般1000円。火曜日休館(ただし5月5日は開館)。(電)03・3475・2121。