とくに科学が進展し、計測機器が発達した現代では、実感できない単位も増えた。ベクレル、ギガバイト、ピクセル、ヘクトパスカル、ナノグラム…。
見えないものを可視化
「りんごってどれくらい?」は、“体内計”ともいうべき、私たちの「実感」を取り戻す装置といえるだろう。画面上の「手のひら」で、自分がリンゴの大きさと思える円を囲い込んで離すと、装置がリンゴの品種「ジョナゴールド」などに判定してくれる。
自分も試してみた。「スイカ」や「グリーンピース」など円の囲い込みの失敗を繰り返したあと、リンゴの品種「王林(おうりん)」に判定されたときは正直うれしかった。
「1秒の世界」は、台に乗っている時間内に、世界では何が起きているかを教えてくれる。例えば27秒では、「地球が10933メートル動いた」との表示が出る。刻々と世界が動いていることを改めて知らされると、無駄に時間を過ごせないような切迫感も湧き上がってくる。