高折医師は、展覧会場に設けられた記念撮影コーナーの監修もつとめた。医療メーカー各社の協力により、本格的な手術室が再現され、ブラック・ジャック、ピノコと実際の手術着を着用して、記念撮影ができる本格的なものである。連日、外国人を含む多くの来館者が手術室での記念撮影を体験している。
治と治虫
その他にも、ブラック・ジャックの発表40周年を記念して実施された読者が選ぶ「ブラック・ジャックのベストストーリー40」や、手塚治虫以外の作家が描いた「ブラック・ジャックREAL~感動の医療体験談~」の中から、手塚のアシスタントを務めていた三浦みつるによる「第5話まもりたいもの」の原稿(複製)も展示されている。
展示物の中ではとくに、「手塚治」(本名)が書いた学位論文とその中に書かれた模式図も見逃せない。顕微鏡写真を立体的に模式図に描き起こしているスケッチは、まさに“手塚マンガ”そのものといっていいのではないだろうか?
養老館長「理想像だ」
今回、展覧会を構築するにあたって、当館館長である解剖学者の養老孟司に「ブラック・ジャック」について聴くことができた。最後に紹介する。