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【相川梨絵のバヌアツ通信】変わらぬ笑顔に「タフトゥマス」 (2/4ページ)

2015.4.21 16:05

支援物資の飲み水を手にするバヌアツの子供たち=2015年3月31日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)

支援物資の飲み水を手にするバヌアツの子供たち=2015年3月31日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)【拡大】

  • 根っこごと倒れ、ひっくり返ってしまった大木=2015年3月30日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)
  • サイクロンで壊されてしまった家=2015年4月1日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)
  • ラミン村へ支援物資を届けた相川梨絵さん(左)。お米を平等に分けた=2015年4月1日、バヌアツ(相川梨絵さん提供)
  • 飲み水がなかったマンガリリュー小学校で水を配る相川梨絵さん(右)=2015年4月2日、バヌアツ(相川梨絵さん提供)
  • 笑顔を絶やさないラミン村の人々。相川梨絵さんがラミン村へ支援物資を届けたとき、食料はバナナ2房のみしかなかった=2015年4月1日、バヌアツ(相川梨絵さん撮影)
  • バヌアツ

 バヌアツは自給自足で生活している人がほとんど。畑がサイクロンで壊されてしまい、マーケットも再開されていない今、人々は今ある食料で食べつなぐほかありません。支援物資として届くのはほとんどがお米。どこに行っても、「今日も、明日もお米しかない。おかずが食べたい」という声でした。私も、水や米や缶詰をトラックに詰めて、物資が届いていない村へ運びました。

 被害がひどかったと聞いている、島の北東部の人たちは大丈夫だろうか? 現状を見るのが怖い-という気持ちがありました。ところが、待っていたのは、サイクロン前と変わらない、フレンドリーで明るい笑顔。そこには、悲痛や苦しみに満ちた顔はありません。彼らは、余裕の笑顔で私たちを迎えてくれました。バヌアツ人ってすごい!

 日中は、30度にもなるこの時期だけに、配っている私たちも喉がカラカラです。それ以上に喉が渇いて、おなかが空いているであろう彼らは、物資に殺到するわけでもなく、平等に分け合っているのです。バヌアツの復興のテーマが「キープ スマイル」。海外から支援活動のためにやってきた誰もが、バヌアツ人の笑顔に驚いています。

バヌアツ 北部の島は無事

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