右はワンピース(1万6000円)にミリタリー・ジャケット(1万9000円)を羽織り、ハット(5900円)とサンダル(1万4000円)で軽快に。左はブラウス(1万3000円)とスカート(9900円)の組み合わせにセーター(9900円)を巻いて。個性的な型押しのサンダル(1万8000円)で引き締めて=2015年4月10日、東京都港区(寺河内美奈撮影)【拡大】
【Fashion Addict】
米国発のグローバルなファッションブランド「バナナ・リパブリック」が新クリエーティブ・ディレクター、マリッサ・ウェッブの初のコレクションを4月上旬から展開している。生まれ変わった「バナリパ」はクールでモダンな中にシックを兼ね備え、かつエフォートレス(effortless=肩の凝らない心地よさ)という優れもの。その懐の深さは、さまざまなコーディネートを可能にする。根底には、ブランド創業時の精神「サファリ&トラベル」が息づいている。
東京・六本木ヒルズの六本木ヒルズ店に入ると、鮮やかなマスタードイエローのワンピースにカーキ色のジャケットを羽織ったコーディネートが出迎えてくれる。マリッサ自身も好きなカーキ色を使ったアイテムは、以前のバナリパよりこなれた印象がある。ワンピースは、フレアのスカートと背中を少し開けてみることで上品な色気を演出。いっぽうでマスタード色は、華やかながら派手すぎない落ち着きがある。