【KEY BOOK】「山口小夜子 未来を着る人」(東京都現代美術館編/河出書房新社、2916円)
展覧会の図録でもあるが、小夜子の骨と肌を知るうえにも、50歳を過ぎてなお小夜子がどんな若手のアーティストたちを好んでいたかを知るうえでも欠かせない本になっている。圧巻はやはり横須賀功光の写真群だ。ぼくは何度も撮影現場に居合わせたが、いつも横須賀さんにも小夜子にも、またメークの富川栄さんの集中力にも驚かされてきた。(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長 松岡正剛/SANKEI EXPRESS)
■まつおか・せいごう 編集工学研究所所長・イシス編集学校校長。2003~12年、極上なゲストと破格な仕掛けで連打したトークイベント「連塾」は、トップアスリートから人気小説家まで、棟梁から企業経営者までのべ3500人が学んだ。山口小夜子もゲストとして登場した。webサイト「松岡正剛千夜千冊」(http://1000ya.isis.ne.jp/)