地震で発生した雪崩に巻き込まれたエベレストのベースキャンプ=2015年4月25日(アジム・アフィフ氏撮影・AP)【拡大】
≪「氷の壁が襲ってきた」 一瞬の恐怖≫
轟音(ごうおん)とともに山の上方から迫る大量の氷と雪。シェルパは恐怖の叫び声を上げ、登山家らが一斉に逃げだした-。25日のネパールの大地震が、世界最高峰エベレストで引き起こした雪崩。一瞬にしてベースキャンプの一部と各国の登山家らをのみ込み、エベレスト史上最悪の惨事となった。
雪崩が複数回発生
「氷の壁が襲ってきた」。AP通信によると、マレーシアの登山チームのアジム・アフィフさんは揺れを感じてテントから出て、雪崩を目撃した。「逃げろ」という大声。必死に逃げ場を探した。
ルーマニア人のアレックス・ギャバンさんはツイッターで25日夜、緊迫したキャンプから、登山家らが協力して負傷者の救助や行方不明者の捜索に当たっていると報告。「多くが亡くなり、さらに多くが負傷した。早く救助が来なければもっと多数が死ぬ」と訴えた。