歯科医師でつくる政治団体「日本歯科医師連盟」(日歯連、東京都千代田区)が2013年、参院議員の後援活動をする2つの政治団体に行った計9500万円の寄付について、政治資金収支報告書に嘘を書いたとして、東京地検特捜部は30日、政治資金規正法違反の疑いで、日歯連の事務所などを家宅捜索し、強制捜査に乗り出した。
日歯連をめぐっては、04年にも自民党派閥への1億円ヤミ献金事件が発覚。これを機に政治資金規正法が改正され、政治団体間の寄付は年間5000万円を上限とする量的規制が盛り込まれた。
13年分の各団体の収支報告書によると、日歯連は13年1月23日、10年参院選で擁立した西村正美参院議員(51)=民主=の「西村まさみ中央後援会」へ5000万円を寄付。西村まさみ中央後援会は同じ日に石井みどり参院議員(65)=自民=の「石井みどり中央後援会」に5000万円全額を寄付した。また日歯連は13年3月15日付で石井みどり中央後援会へ4500万円を寄付した。石井氏側に上限額を超す寄付を行うための「迂回(うかい)献金」だった可能性がある。