サイトマップ RSS

【ネパール大地震】助け合う住民 後手の政府横目に (1/4ページ)

2015.5.2 07:00

首都カトマンズの中心部の公園で、救援物資を受け取るため長い列を作るテント暮らしの被災者=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)

首都カトマンズの中心部の公園で、救援物資を受け取るため長い列を作るテント暮らしの被災者=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • ネパール・首都カトマンズ

 ヒマラヤ山脈を望むネパールで約80年ぶりに発生した大地震。古い伝統住宅が次々と倒れ、内戦後の長い政治の混乱で疲弊した社会インフラを直撃した。犠牲者1万人との見方もある。被災者救援に手をこまねく政府を横目に、住民は助け合い、略奪・暴力などは目立たない。だが、雨期が近づき、被災地には苦難が待ち受けている。

 横揺れに弱い構造

 インドとチベットの中継地として栄えた首都カトマンズ。中心部ダルバール広場はヒンズー教の荘厳な寺院が立ち並び「神々の街」とも称されたが、4月25日のマグニチュード(M)7.8の揺れは木組みとれんがの寺院や家屋を粉々にした。

 「古い建物が残っている街なので、地震でも倒壊しないと信じ切っていた」と自営業のシュヤム・パンタさん(34)は悔やむ。家屋倒壊による被害は深刻だ。当局によると、1日までに全国の約30万戸が全半壊、がれきに埋まり、多くの犠牲者を出した。4月28日に入った日本の国際緊急援助隊による捜索も難航した。

新憲法制定に失敗し政党の対立が続く

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ