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【ネパール大地震】助け合う住民 後手の政府横目に (2/4ページ)

2015.5.2 07:00

首都カトマンズの中心部の公園で、救援物資を受け取るため長い列を作るテント暮らしの被災者=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)

首都カトマンズの中心部の公園で、救援物資を受け取るため長い列を作るテント暮らしの被災者=2015年5月1日、ネパール(早坂洋祐撮影)【拡大】

  • ネパール・首都カトマンズ

 ネパールで数々の工事に携わったカトマンズ在住の土木専門家、石黒久さん(69)は「日本と異なり、木の柱の間に重いれんがが入り、横揺れに弱い構造だ」と指摘する。建築業、ドルバ・タパさん(56)は「新しくても地盤の弱い場所に建てられたビルがある」。耐震設計も不十分だった。

 「この食料も水もみんなインドの援助。政府は何もしてくれない」。数千人がテント避難を続けるカトマンズの広場。15人家族を率いる自営業のパダム・チョウラギンさん(41)は大声を上げた。カトマンズの住民は建物の倒壊を恐れ、ほとんどの空き地が避難所に変わった。水や電力、食料は極度に不足し、政府支援が行き届かず45万人もが地方に逃げ出す異例の事態となった。

 背景にあるのは政治の混乱だ。ネパールは2006年の内戦終結を経て立憲君主制の廃止を決めたが、新憲法制定に失敗し政党の対立が続く。「憲法がない状態では、投資誘致も難しい」と外交筋。

 豊かさを示す国連の指数でネパールは187カ国中145位(14年版)。地震以前から計画停電や断水は日常的で、地元ガイドは「政治が安定していれば、水道や発電所がより整備され、地震でも、ここまでインフラ不足にならなかったのではないか」と話す。

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