大活躍した試合後、ファンと喜び合う中村剛也=2015年5月6日、埼玉県所沢市・西武プリンスドーム(高橋朋彦撮影)【拡大】
プロ野球は6日、デーゲーム6試合が行われ、西武がオリックスを11-6で下し、2年ぶりの6連勝で首位に立った。中村の8号2ランなどで突き放した。オリックスは4連敗。広島は4-1と巨人を振り切り、今季初の同一カード3連勝。巨人は守備の乱れが響き、菅野も粘りを欠いた。
“おかわり”の異名通りだった。西武の中村が2発の2ランでリードを広げ、チームに2年ぶりの6連勝をもたらし、首位浮上に導いた。一回、栗山の先制二塁打の後に7号を放つと、3点差に追い上げられた直後の六回に8号をマークした。
2本とも甘く入った変化球をしっかり捉えられた。一回の一打が自身9試合ぶりの本塁打で「久しぶりなので打てて良かった」とほっとしたような表情を浮かべた。
4日のお立ち台で「そろそろ打ちます」と本塁打を打つことを宣言していた。5日に左翼ポール際への飛球を一度は本塁打とコールされたが、ビデオ判定でファウルとなった。打ち直しで中飛に倒れていただけに「きのう(5日に)打てれば良かったんだけど。打てると思っていたんじゃなくて、そう言えば盛り上がると思って。早めに出て良かった」とちゃめっ気のある中村らしい笑顔を振りまいた。
チームは9連戦を7勝2敗と大きく勝ち越して首位にも立った。主砲は「いい形で連戦を締めくくれたのでこのままいい流れで戦っていきたい」と前を見据えていた。(SANKEI EXPRESS)