8回2失点で2勝目を挙げた広島・前田健太=2015年4月29日、広島県広島市南区・マツダスタジアム(共同)【拡大】
広島は一回に新井、ロサリオの連続適時打と梵の3ランで5点を先制するなど、計14安打で9点を奪い、前田が8回2失点で2勝目を挙げた。チームは9-2でDeNAを下した。
広島は最初の好機を逸するとずるずるいく展開が目につく。そんな打線が試されたのは一回だった。安打と犠打失策で無死一、二塁。ここで3番の丸が送りバントを失敗した。前日は一回1死満塁を生かせず敗戦。同じ流れになりかけた攻撃陣を4番の一打が救った。
「きのうのこともあったし、あそこで点が入らないと嫌な感じになる。何とかしようと思った」と新井。フルカウントから右前に先制打を放った。この1点で解き放たれ、さらにロサリオの適時打と梵の3ランでこの回一挙5点。2戦連続零敗で20イニング無得点だったチームが主導権を握った。