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偉大な2投手が教えてくれたこと 大屋博行 (1/5ページ)

2015.2.9 09:50

米大リーグの野球殿堂入りが決まった(左から)グレイグ・ビジオ氏、ペドロ・マルチネス氏、ランディ・ジョンソン氏、ジョン・スモルツ氏の4人=2015年2月7日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AP)

米大リーグの野球殿堂入りが決まった(左から)グレイグ・ビジオ氏、ペドロ・マルチネス氏、ランディ・ジョンソン氏、ジョン・スモルツ氏の4人=2015年2月7日、米カリフォルニア州サンフランシスコ(AP)【拡大】

  • 【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

 【メジャースカウトの春夏秋冬】

 野球人にとって最高の栄誉といえるだろう。米大リーグの今年の野球殿堂に1990年代のブレーブス黄金期を支えたジョン・スモルツ氏、ダイヤモンドバックスなどで活躍した長身左腕のランディー・ジョンソン氏、レッドソックスのエースだったペドロ・マルチネス氏、アストロズで3000安打以上を打ったクレイグ・ビジオ氏の4氏が選出された。アメリカ野球史上に燦然(さんぜん)と名前を残した名選手たちだ。

 ブレーブスの顔だったスモルツ氏と、最初にスカウト活動を始めたダイヤモンドバックスで活躍したジョンソン氏には思い入れがある。

 スモルツ氏の「魔球」

 スモルツ氏は213勝、154セーブという通算成績が示すとおり、先発、クローザーのいずれでも結果を残した右腕だ。200勝と150セーブ以上を成し遂げたのは大リーグ史上初の快挙。サイ・ヤング賞に輝いただけでなく、最多勝と最優秀救援の両方を獲得しているのだから、殿堂に選ばれるのも当然といえるだろう。

「これがスプリットなのか」とつくづく感心

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