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「侍魂」感じた黒田投手の広島復帰 大屋博行 (1/5ページ)

2015.3.30 12:50

ヤンキースから広島に復帰し、ヤクルト戦に先発した黒田博樹投手=2015年3月29日、広島県広島市南区・マツダスタジアム(塩浦孝明撮影)

ヤンキースから広島に復帰し、ヤクルト戦に先発した黒田博樹投手=2015年3月29日、広島県広島市南区・マツダスタジアム(塩浦孝明撮影)【拡大】

  • 【メジャースカウトの春夏秋冬】恩師であるローイ・カーピンジャー氏(左)と大屋博行氏(アトランタ・ブレーブスの国際スカウト駐日担当)=1月18日、米国(大屋博行さん提供)

 【メジャースカウトの春夏秋冬】

 「誠意」とは何か-。スカウトの世界に長く身を置き、忘れがちだったことの本当の意味を思い出させてくれた。米大リーグのヤンキースから日本のプロ野球・広島に復帰した黒田博樹投手。メジャーからの20億円超とされるオファーを断り、推定年俸4億円で古巣を選んだ「男気」で話題をさらった。何より、メジャーリーグでバリバリのローテーション投手が日本に戻ってくるのは初めてのケースだ。

 スカウトという職業柄、日米の表も裏も見てきた。アメリカでは、選手が球団との交渉を代理人に一任することが多い。代理人は年俸の一部を報酬として選手から受け取る。このため、少しでも報酬額を増やしたい代理人の意向に、移籍先も左右されがちになる。いきおい、エンジョイしてプレーできる環境よりも、1セントでも高い契約額を提示するチームを選ぶことになる。そんな実態を見て、自分自身も“ビジネスライク”に徹しなければと思ってきたが、黒田投手の決断には、人間味を感じさせられた。

絆と人間味の「決断」

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