四回、3点本塁打を放った谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)選手兼任監督(中央)=2015年5月4日、兵庫県西宮市・甲子園球場(岡田亮二撮影)【拡大】
プロ野球は4日、デーゲーム3試合、ナイター3試合が各地で行われ、中日は16安打9得点で連敗を2で止め、勝率5割復帰し、9-2で阪神を下した。メッセンジャーが4回6失点の乱調で、打線も元気がなかった阪神は3連敗。
谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)兼任監督が1号3ランを含む4安打の活躍を見せ、先発大野は7回2安打1失点で3勝目。
3カード連続の負け越しで借金1。苦境に立たされた中日を「選手・谷繁」が救った。自らのプロ野球記録を更新する27年連続本塁打の3ランを放つなど、5年ぶりの4安打と大暴れ。「もうちょっとでヒットの打ち方も忘れるところだった。必死で食らい付いた」とおどけてみせた。
三回の第1打席、今季初安打を放った。3-0の四回1死二、三塁では、フルカウントから真ん中に入ったカーブを振り抜くと、打球は吸い込まれるように左翼ポール際へ。「周りから(記録更新を)ずっと言われていたのでね」と、ほっとした様子でゆっくりとダイヤモンドを1周した。