昨年9月に発生した御嶽山(おんたけさん、長野、岐阜県)の噴火では、火山活動の状況が登山者らへ十分に伝わっていなかった問題点が浮上。火山噴火予知連絡会が今年3月にまとめた報告書で、速報制度の創設を求めていた。
また、5段階で示す噴火警戒レベルのうち最も低い1について、「平常」としていた従来の表現を改め、「活火山であることに留意」に変更すると発表。警戒レベルが運用されていない火山を対象にする噴火予報の「平常」も同様に変える。
「平常」という表現が「安全」と誤解されているとする指摘があり、登山者らに突発的な噴火の危険があることを認識させるのが狙い。変更は今月18日から始める。(SANKEI EXPRESS)