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【大相撲】夏場所 壮絶かわいがり 果たした恩返し (2/4ページ)

2015.5.13 11:30

横審稽古総見で白鵬に「かわいがられた」砂まみれの逸ノ城(いちのじょう)=2015年4月29日、東京都墨田区・両国国技館(今井正人撮影)

横審稽古総見で白鵬に「かわいがられた」砂まみれの逸ノ城(いちのじょう)=2015年4月29日、東京都墨田区・両国国技館(今井正人撮影)【拡大】

  • 座布団が舞う中で勝ち名乗りを受ける逸ノ城(いちのじょう)と土俵を降りる白鵬=2015年5月10日、東京都墨田区・両国国技館(今井正人撮影)
  • 白鵬に勝って支度部屋で笑顔の逸ノ城(いちのじょう)=2015年5月10日、東京都墨田区・両国国技館(今野顕撮影)
  • 突き落としで白鵬を破った逸ノ城(いちのじょう、右)=2015年5月10日、東京都墨田区・両国国技館(今野顕撮影)

 稽古後の逸ノ城の体には、土俵でついた無数のすり傷や切り傷もあったという。その後も連合稽古などで逸ノ城は白鵬の胸を借り続け、その都度転がされ、生傷を増やしていった。

 角界にはまた、「恩返し」という独特の用語もある。厳しい稽古をつけてくれた先輩力士に対する白星を指すものだ。

 10日に迎えた大相撲夏場所の初日。逸ノ城はさっそく格好の舞台を与えられた。結びの一番での白鵬戦である。

 ≪角界のドラマ 3秒に濃縮≫

 両国国技館に座布団が舞った。結びの一番。自身2度目の7連覇と前人未到の35度目優勝を狙う横綱白鵬の相手は、三役復帰の“怪物”逸ノ城。過去4度の対戦はいずれも歯が立たず、場所前の稽古総見では砂まみれにされた。

 かけられた懸賞は48本。勝てば手取りで144万円。大一番の立ち会いは逸ノ城が気負ったか、つっかけて白鵬が待った。

 2度目はこれが影響してか立ち遅れ気味で、かちあげて突っ張るはずが、いきなり横綱に左上手を取られ、不十分な体勢となった。

「(突き落としは)頭になかった」

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