flumpoolといえば、音楽好きには説明不要なほどの存在だといっても過言ではないだろう。2008年のデビューから1年で日本武道館2日間公演を即完売。ツアーで10万人を動員。NHK紅白歌合戦へ連続出場を果たし、台湾、シンガポールでの公演を成功させるなど、華々しい実績を誇る。しかし彼らはそういった成功に満足することなく、自らのあるべき姿をしっかりと提示することを意識して音源を作った。1年ぶりの、コンセプトディスクと称した新作について話を聞いた。
ボーカルの山村隆太は「自分たちが一番好きで、一番自分たちらしいものは何かを考え、徹底的にそれを表現した結果、4曲ができあがった」と制作時を振り返る。ドラムの小倉誠司は「ホールツアーまではできるようになったが、さらに上のドームやスタジアム公演を実現させるためにはどうしたらいいのかを考えた」という。
作曲を手掛ける阪井一生は「自分たちのスタイルを明確に示さないままさまざまな楽曲を生み出してきたが、今作でフランプールはこれだ!と提示できる音楽性を模索した」と語る。