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ガス灯が照らす首都の風情 ドイツ・ベルリン (2/4ページ)

2015.5.14 16:00

シャルロッテンブルク地区の公園前のガス灯。1903年に設置され、六角ランプが5個あるデザインのオリジナルとしてはベルリンに残る唯一のものだ。奥にみえるのは宮殿=2015年5月5日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)

シャルロッテンブルク地区の公園前のガス灯。1903年に設置され、六角ランプが5個あるデザインのオリジナルとしてはベルリンに残る唯一のものだ。奥にみえるのは宮殿=2015年5月5日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)【拡大】

  • 街の一角を六角状のガス灯の柔らかい明かりが照らす=2015年5月5日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 釣り鐘式のガス灯。このタイプは今では世界的にも珍しいという=2015年5月5日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 支柱が弓なりにそったタイプのガス灯は戦後に普及した=2015年5月5日、ドイツ・首都ベルリン(宮下日出男撮影)
  • 洋なし状のランプを備えたガス灯。首都ベルリンではこのタイプのものが最も多く残っている=2015年5月5日、ドイツ(宮下日出男撮影)
  • ドイツ・首都ベルリン

 ベルリン市の資料によると、2015年1月時点で市内には約22万4000基の街灯があり、このうち約3万6000基がガス灯だ。民間団体「ガス灯文化協会」によると、この数は各地の都市で姿を消しつつある世界のガス灯の半数近くを占めるとという。

 ベルリンのガス灯には4種類ある。支柱の上に洋なしのような形のランプを備えたタイプが最も多く、他にランプが六角状のものや支柱が弓状に反ったもの、釣り鐘式のものがあり、宮殿前の周辺にはすべての種類が集まっている。

 森鴎外も「舞姫」で描写

 ガス灯がベルリンで初めて導入されたのは1862年で、設置場所は市中心部の主要通りのウンターデンリンデン。第二次世界大戦前のピーク時には市内に8万8000基のガス灯があった。ドイツに留学していた森鴎外(1862~1922年)も小説「舞姫」で、「鉄道馬車の軌道も雪に埋もれ、ブランデンブルゲル門の畔の瓦斯燈は寂しき光を放ちたり…」と記し、ベルリンを離れるときの気持ちを重ねてガス灯を描写した。

「歴史的遺産」と保存運動

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