練習積んだ自信
優勝の可能性を残していた強敵にもひるまなかった。屈辱的な「100連敗」が見え隠れする中でも「勝利が遠い」とは思わなかったという。今季は早大と立教大学をあと一歩まで追い詰めており、「勝ちが見える中で戦ってきた」と、飯田は自信を口にする。指揮を執って5季目で初勝利の浜田監督も「接戦を続けて少しずつ自信は芽生えていた」と、手応えをつかんでいた。
人知れず練習を積んできた自負もあった。授業のないゴールデンウイーク中は午前9時に全体練習を始め、個人練習が終わるのは午後6時前後。浜田監督は「野球の神様に日ごろの努力を認めてもらった」と、選手をたたえた。
スタンドで勝利の瞬間を見届けた東大出身の2人目のプロ野球選手となった井手峻(たかし)さん(71)は「よかった。本当によかった。それしか言いようがない。今秋には100になるんじゃないかと心配していた」と手放しで喜んだ。