前半シュートを放つ浦和・武藤雄樹(右)=2015年5月23日、埼玉県さいたま市緑区・埼玉スタジアム2002(小倉元司撮影)【拡大】
4年間所属した仙台を離れ、優勝が至上命令のチームに加わると開幕戦から先発。戦術が大きく変わる中で早期に適応し「自信を持ってプレーできている」と手応えを口にするように、リーグ戦12試合のうち11試合でピッチに立ってきた。前線から守備に走り、ボールを奪うとゴールへ向かう推進力を生み出す原動力となる。「攻撃のスイッチを入れる役割ができている。どんどん前線に顔を出す」とゴールへの意欲も強く、存在感は増すばかりだ。
第1ステージは残り5試合。昨季終盤、後半ロスタイムに同点弾を浴びて手痛い引き分けを喫したアウェーの鳥栖戦などまだヤマ場が残っている。気を抜くことなく、優勝へ向けて走り続ける。(小川寛太/SANKEI EXPRESS)