黒枝は本来スプリントを得意とする脚質だが、世界のトップスプリンターが集まっていた今大会では、トップチームを中心に、隊列を組んでのハイスピードなスプリントが展開された。身体が小さく、体重も軽い黒枝は苦戦を強いられた。「登りのあとの小集団のスプリントで勝つような選手になりたい」と話す。一方の山本は第4ステージで念願の「逃げに乗る」ことに成功したものの、ステージ中盤で集団に吸収された。「まだヨーロッパのトップレースで、逃げ切れるほどの力はないが、アジアのレースでは、十分できると思う」と今後の抱負を語った。(写真・文:フリーランスカメラマン 田中苑子(そのこ)/SANKEI EXPRESS)
■たなか・そのこ 1981年、千葉生まれ。2005年に看護師から自転車専門誌の編集部に転職。08年よりフリーランスカメラマンに転向し、現在はアジアの草レースからツール・ド・フランスまで、世界各国の色鮮やかな自転車レースを追っかけ中。