ボールを使ったゲームをする澤穂希(ほまれ、中央)らなでしこイレブン=2015年6月7日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(岡田亮二撮影)【拡大】
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で、2連覇を目指す女子日本代表「なでしこジャパン」は8日午後7時(日本時間9日午前11時)からバンクーバーのBCプレースで、1次リーグC組初戦のスイス戦を迎える。
7日はBCプレースで公式会見と前日練習が行われた。練習は約1時間で、選手たちはリラックスした様子で最終調整した。佐々木則夫監督は「この4年間で積み重ねたことをチーム一丸となり、いかに表現できるか。一戦一戦を勝って最高峰に立ちたい」と連覇への意気込みを語った。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本に対し、スイスは19位。過去の対戦はない。
スイスは高さを生かしたセットプレーが脅威で、スピードのある選手が前線にそろう。W杯初出場ながらも難敵といえ、佐々木監督は「楽にはいかない展開になると思う。初戦には魔物がすんでいるが、スタートから失敗を恐れずにいく」と表情を引き締めた。