中国の習近平国家主席(右)との会談に向かうミャンマー最大野党、国民民主連盟(NLD)党首のアウン・サン・スー・チー氏=2015年6月11日、中国・首都北京市西城区の人民大会堂(共同)【拡大】
中国はミャンマーの旧軍事政権と緊密な関係だったが、11年の民政移管後に発足したテイン・セイン政権下で、中国が投資するダム建設が停止に追い込まれるなどしている。
スー・チー氏は14日まで中国に滞在予定で、北京のほか上海、雲南省昆明を訪問する予定。(共同/SANKEI EXPRESS)
≪「影響力確保」「選挙」 思惑が合致≫
アウン・サン・スー・チー氏が11日、北京で習近平国家主席と会談した。民主抑圧を続ける共産党の招きに応じたスー・チー氏の訪問は、ミャンマー民主化のリーダーであるスー・チー氏の「現実路線」を浮き彫りにする。中国の人権活動家は「(党は)招請で中国の開放的なイメージを演出しようとしている」と懸念を示した。