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荒野をさまよいたどり着く真実 映画「約束の地」 ヴィゴ・モーテンセンさんに聞く (1/3ページ)

2015.6.12 13:50

「厳しい気候条件のせいで、撮影や楽しい時間が妨げられることはありませんでした」と振り返るヴィゴ・モーテンセンさん(提供写真)

「厳しい気候条件のせいで、撮影や楽しい時間が妨げられることはありませんでした」と振り返るヴィゴ・モーテンセンさん(提供写真)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「約束の地」(リサンドロ・アロンソ監督)。6月13日公開(提供写真)

 アルゼンチンのリサンドロ・アロンソ監督(40)が手がけたロードムービー「約束の地」は、南米パタゴニアに広がる神秘的な荒野を舞台に、ただひたすら「考えるな、感じろ」と見る者に言わんばかりの不思議な作風となった。香港が生んだ世界的なアクションスター、ブルース・リー(1940~73年)の「考えるな、感じろ」の精神が作品に染み渡っているのだ。

 1882年、パタゴニアにやってきたデンマーク人のディネセン大尉(ヴィゴ・モーテンセン)は、アルゼンチン政府軍が仕掛けた先住民掃討作戦に参加していた。ある日、野営地にいた15歳のまな娘(ビールビョーク・マリン・アガー)が若い男と姿を消してしまう。娘の捜索に乗り出したディネセン大尉はひとり荒野をさまよううちに…。

 主演、音楽、製作を担当した米国の名優、モーテンセンはSANKEI EXPRESSのメール取材に応じ、「荒野ではヘビも出たし、高温、強風、凍えるような寒さといった厳しい気象環境にも置かれました。でも、アルゼンチンにいるとくつろいだ気持ちになれます。2歳から11歳まで住んでおり、親しみが湧くのです。私は初めてデンマーク語のせりふを使ったので、それも楽しかったですね」と、本作に抱く並々ならぬ愛情を吐露した。

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