ヤクルト戦で力投する西武・菊池雄星(ゆうせい)=2015年6月13日、埼玉県所沢市・西武プリンスドーム(小倉元司撮影)【拡大】
プロ野球の日本生命セ・パ交流戦は13日、パが4勝2敗で通算成績を54勝43敗3分けとし、8試合を残して6年連続10度目の勝ち越しを決めた。パには今秋のドラフト会議でウエーバーの優先権が与えられ、パの各球団には順位に応じて100万円から1000万円の賞金が贈られる。
11年目の今季から各チームの試合数が24試合から18試合に削減され、各カードとも本拠地と敵地での3試合を隔年で行うため、優勝チームは決めない。その代わりに両リーグが所属球団の合計勝利数を争うリーグ対抗色が強い方式で行われた。
そこまで無安打に抑えていた八回のマウンド。西武の菊池雄星(ゆうせい、23)が先頭打者の田中浩康(33)に投じた140球目は中堅にはじき返された。この試合初めての安打を許して降板。大記録はならず「狙っていっていたので悔しかった」と苦笑いを浮かべた。