世界約60カ国・地域で先週公開された米ハリウッドの娯楽大作映画「ジュラシック・ワールド」が、12~14日の週末3日間に5億1180万ドル(約630億円)の興行収入を上げ、歴代最高額を記録した。
1993年に公開された大ヒット映画「ジュラシック・パーク」シリーズの第4作だが、公開前は米メディアから酷評されていた。
予想外のヒットの最大の理由は、「ノスタルジー(郷愁)」。第1作を見た人たちが懐かしさから劇場に押し寄せたという。ハリウッドでは、若者の足が劇場から遠のくなか、「昔の名前」に頼った安易な続編やリメークが花盛りを迎えている。
「桁外れの成功」
「桁外れの成功だ。この作品は世界中のファンの心を共鳴させた」
製作・配給元の米ユニバーサル・ピクチャーズの国内配給部門のトップ、ニック・カーポウ氏は14日、AP通信にこう語り、驚きを隠さなかった。