規制改革会議で、挨拶する議長の岡素之(おか・もとゆき)氏(右から3人目)と安倍晋三(しんぞう)首相(右から2人目)=2015年6月16日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)【拡大】
医薬分業は病院側による過剰投薬などをチェックするために厚労省が推進してきた。構造上も明確にするため、病院と隣接する薬局の間にフェンスの設置などの規制があり、患者は薬局に行くのにいったん道路に出る必要がある。会議側は「患者本位ではない。高齢者にとって不便だ」と指摘し、規制緩和を求めていた。
厚労省が会議側の主張に折れたのは「院外処方」の薬局への調剤報酬を手厚くしてきたが、患者側はメリットを実感していないとの指摘が多いからだ。厚労省は門前薬局の報酬を減らす一方、薬の飲み残し防止などに取り組むかかりつけ薬局機能を評価する方針。16年度の診療報酬改定で反映し、普及を後押しする。(SANKEI EXPRESS)