広島先発の前田健太=2015年6月19日、神奈川県横浜市中区・横浜スタジアム(今野顕撮影)【拡大】
交流戦を終えたプロ野球は19日、セ、パ両リーグの5試合が行われ、同一リーグ同士の対戦が再開した。横浜スタジアムでは交流戦で10連敗を喫したDeNAが広島と対戦。1-3で敗れ、1分けを挟んで11連敗となった。広島は前田が今季初の完投勝利で5勝目(5敗)。打たせて取って5安打1点に抑えた。打線は一回にエルドレッドの犠飛で先制。三回は松山の適時二塁打、七回はシアーホルツの適時打で加点した。
前田はキレのある直球にスライダーを織り交ぜ、DeNA打線を封じた。1-0の二回一死からロペスに二塁打を浴びるも、バルディリスをスライダーで二飛。倉本を直球で二ゴロと盤石の投球を見せた。七回に1点を失ったものの、完投勝利。これで球団通算4000勝も達成だ。1950年3月14日の国鉄戦(松山)に16-1で初勝利してから2万3839日目。試合前は「記録は知らなかった。貢献できればうれしい」と話していたが、エースとして見事、節目の勝利をもたらした。(SANKEI EXPRESS)