御岳山のクモ=2015年5月30日、東京都青梅市(野村成次撮影)【拡大】
コケは胞子嚢(のう)をいっぱい伸ばしている。マクロレンズでのぞいていたら、1センチほどの緑色の小さなクモがやってきた。コハナグモだろう。背中と腹の模様はどこか人の顔みたいだ。コケの間の糸を越えようとしているのは、走り高跳びの背面跳びを成功させて、ニッコリ笑っているように見える。
このクモは特に珍客ではない。公園の植え込みなどで、注意深く探せば見つけられる。(SANKEI EXPRESS)
■のむら・せいじ 1951(昭和26)年生まれ。産経新聞東京、大阪の写真部長、臨海支局長を経て写真報道局。休日はカメラを持って、奥多摩などの多摩川水系を散策している。