黒人9人が死亡する教会での銃乱射事件が起きた米南部サウスカロライナ州の議会議事堂の前庭に掲げられている南北戦争(1861~65年)時の「南軍旗」を撤去するよう求める声が高まっている。掲揚賛成者が多い保守派の共和党の有力議員が次々と撤去支持を表明し、共和党のリッキー・ヘイリー州知事(43)も22日、議会に撤去を求めた。小売業世界最大手の米ウォルマート・ストアーズも旗の販売中止を決めた。銃乱射事件の犯人が白人至上主義の象徴として使っていたためだ。一方で、旗を南部の誇りと伝統を示すシンボルと位置づける保守層の住民も多く、波紋が広がっている。
「人種憎悪の象徴」
「多くの人々にとって南軍旗は人種憎悪の象徴だ。犠牲者を悼むためにも直ちに撤去すべきだ」。2012年米大統領選でバラク・オバマ大統領と闘った共和党の重鎮、ミット・ロムニー氏(68)は22日までに、ツイッター上でこう表明した。