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【ギリシャ危機】資本規制 ギリシャ国民に不安広がる デフォルトは国民生活に大打撃 (2/4ページ)

2015.6.30 08:30

シャッターの閉まった銀行の前で、通常は月末に支給される年金の支払を待つ受給者たち=2015年6月29日、ギリシャ・首都アテネ(AP)

シャッターの閉まった銀行の前で、通常は月末に支給される年金の支払を待つ受給者たち=2015年6月29日、ギリシャ・首都アテネ(AP)【拡大】

 英ロンドンの金融街シティーでも不安が広がった。邦銀のディーラーは不測の事態に備えて普段より早く出勤。「現地の状況がよく分からず、情報収集に努めている」と慌ただしく語った。別の邦銀関係者も「ギリシャがユーロ圏を離脱すれば、他の南欧諸国に波及する恐れもある」と不安そう。ただ「ギリシャの問題はずっと続いており、ギリシャに投資している人はもう少ない。われわれも心構えはできている」とも述べた。(共同/SANKEI EXPRESS

 ≪デフォルトは国民生活に大打撃≫

 欧州連合(EU)が今月末に期限を迎えるギリシャに対する金融支援の延長拒否を決めたことで、同国がデフォルト(債務不履行)に陥る恐れが高まっている。

 Q 延長拒否の理由は

 A ギリシャは、EUが支援の条件として求めていた財政緊縮策の是非をめぐって、7月5日に国民投票を実施します。EUは国民投票に反対していたのに、ギリシャ国会が28日に承認しました。ギリシャは30日までに国際通貨基金(IMF)に対し16億ユーロ(約2200億円)の債務を返済しなければいけませんが、手元資金は底を突きかけています。

EU側が求める年金改革や、消費税に当たる付加価値税の増額を受け入れるか

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