法案に署名し、笑顔を見せるウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事(共和党)。大統領選に挑む現職、元職の州知事たちの強みは、豊富な行政経験と指導力だ=2015年6月24日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(AP)【拡大】
連邦上院議員の経験だけで08年大統領選で当選したバラク・オバマ大統領(53)を批判するのと同時に、共和党で指名を争う上院議員たちに「その資格はない」とレッテルを貼る狙いがあることは明らかだ。
共和、民主両党で最終的に出馬する予定の21人のうち、ほぼ半数の10人がブッシュ氏のような知事経験者か現職知事だ。共和党の16人の内訳をみると、知事8人(現職4人、経験者4人)、上院議員5人(現職4人、経験者1人)、民間人3人-となっている。
ニューヨーク州知事だったフランクリン・ルーズベルト(大統領在任1933~45年)を最後に、第二次大戦後は知事経験者が大統領に就く例が途絶えていたが、76年大統領選でジョージア州知事を務めたジミー・カーター氏(90)が当選して以来、6人の大統領のうち4人が知事経験者だ。
一方、戦後、上院議員を経験してから大統領になったのはジョン・F・ケネディ(大統領在任1961~63年)をはじめ、オバマ氏まで4人(大戦終結前に副大統領から昇格したハリー・トルーマンを除く)。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(67)が大統領に就くことになれば、戦後5人目となる。